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ラジカル塗料とは？ メリット・デメリット
2023.10.07
こんにちは☀
ガイソー町田店です！
皆様は「ラジカル塗料（ラジカル制御型塗料）」と呼ばれる塗料をご存知でしょうか？
塗膜を劣化させてしまう物質である「ラジカル」の発生・活動を抑制し、塗膜を長持ちさせることができるとして、近年人気が高まってきている塗料です。
今回はそんなラジカル塗料のメリット・デメリットについてお話ししていきたいと思います！
ラジカル塗料とは、「特殊な酸化チタンと光安定剤（HALS）が配合されている塗料」のことを指しています。
白色顔料として多くの塗料に配合されている酸化チタンは、紫外線との反応によって「ラジカル」と呼ばれる物質を発生させます。
このラジカルは塗膜内の有機物（樹脂や顔料など）の結合を切断する性質を持っており、塗膜の劣化を早めてしまいます。
ラジカル塗料は、そんなラジカルの発生・活動を無害化させるために開発された最新の塗料です。
ラジカル塗料に配合されている酸化チタンは、「ラジカルバリアー」とも呼ばれる特殊なバリアーによって覆われています。これにより、発生したラジカルがバリアー内に封じ込められるようになります。
また、バリアーを抜け出したラジカルを光安定剤が捕捉・無害化することで、有機物の結合の切断を未然に防ぎます。
「特殊酸化チタン」と「光安定剤」が配合されていればラジカル塗料となるので、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料のどれをベースとしてもラジカル塗料としての性能はきちんと発揮されます。
製品として見られるのはラジカル制御型シリコン塗料が多いです。
ラジカル塗料のメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
1つ目は「コストパフォーマンスに優れる」という点です。
ラジカル塗料はラジカルによる塗膜の劣化を防止することができるので、塗料の中でも長寿命です。
ラジカル制御型シリコン塗料の場合、その期待耐用年数は約12～16年とされており、従来のシリコン塗料（約10～15年）よりも長持ちします。
さらに、ラジカル塗料による工事費用の相場も外壁1㎡あたり約2200～4000円であることから、シリコン塗料とさほど変わらない金額で施工することができます。
このコストパフォーマンスの高さにより、近年人気が高まりつつある塗料となっています。
2つ目は「チョーキングの発生を未然に防げる」という点です。
チョーキングとは、外壁に触れた際に外壁と同じ色の粉が付着する現象のことで、ラジカルの発生によって樹脂の結合が切断されてしまった場合に起こります。
チョーキングが発生した塗膜は防水性能が低下してしまっているため、その状態で放置することで外壁内部の雨漏りや腐食、ひび割れやカビ・コケなどの様々な症状が発生する可能性があります。
しかし、ラジカル塗料であればラジカルによる樹脂の劣化を未然に防ぐことができるので、チョーキングが起こることはありません。
3つ目は「汚れが付着しにくい」という点です。
ラジカル塗料は優れた低汚染性を持っていることが多いため、汚れやカビ・コケの付着を防ぐことができます。
さらに、親水性の高い塗膜の形成により、雨が降る度に外壁の洗浄が自動的に行われる「セルフクリーニング効果」が発揮されるようになります。
反対にラジカル塗料のデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
1つ目は「実績が不十分である」という点です。
ラジカル塗料は販売開始（2012年）からまだ10年ほどしか経過していないため、「期待耐用年数が約12～16年」というのはあくまで塗料メーカーの予測となります。
その点を不安に感じる場合は、シリコン塗料やフッ素塗料での塗装工事をおすすめいたします。
2つ目は「カラーバリエーションが限られている」という点です。
ラジカル塗料には必ず酸化チタンが配合されているので、どうしても白が混ざった色に限られてしまいます。そのため、「原色に近い色で塗装したい」という場合、ラジカル塗料だと希望通りの色にできない可能性が高いです。
とはいえ、白が混ざっていない（＝酸化チタンが配合されていない）塗料であればそもそもラジカルが発生することはないので、そのような場合はラジカル塗料にこだわる必要はないと言えます。
以上、ラジカル塗料のメリット・デメリットについて解説させていただきました。
ラジカル塗料は塗膜を劣化させてしまうラジカルを無害化させ、塗膜を長持ちさせることができる画期的な塗料です。
しかし、まだまだ新しい技術なので「実績が不足している」といったデメリットも存在します。
ラジカル塗料での塗装工事を検討されている方は、このメリット・デメリットをしっかりと把握するようにしましょう！(*^^*)
ガイソー町田店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー町田店へご相談ください！
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ガイソー町田店
〒 194-0022 東京都町田市森野4丁目17番16号小山ビル101
TEL.042-860-7223 FAX.042-860-7229
◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
ガイソー町田店です！
皆様は「ラジカル塗料（ラジカル制御型塗料）」と呼ばれる塗料をご存知でしょうか？
塗膜を劣化させてしまう物質である「ラジカル」の発生・活動を抑制し、塗膜を長持ちさせることができるとして、近年人気が高まってきている塗料です。
今回はそんなラジカル塗料のメリット・デメリットについてお話ししていきたいと思います！
〇ラジカル塗料とは？
ラジカル塗料とは、「特殊な酸化チタンと光安定剤（HALS）が配合されている塗料」のことを指しています。
白色顔料として多くの塗料に配合されている酸化チタンは、紫外線との反応によって「ラジカル」と呼ばれる物質を発生させます。
このラジカルは塗膜内の有機物（樹脂や顔料など）の結合を切断する性質を持っており、塗膜の劣化を早めてしまいます。
ラジカル塗料は、そんなラジカルの発生・活動を無害化させるために開発された最新の塗料です。
ラジカル塗料に配合されている酸化チタンは、「ラジカルバリアー」とも呼ばれる特殊なバリアーによって覆われています。これにより、発生したラジカルがバリアー内に封じ込められるようになります。
また、バリアーを抜け出したラジカルを光安定剤が捕捉・無害化することで、有機物の結合の切断を未然に防ぎます。
「特殊酸化チタン」と「光安定剤」が配合されていればラジカル塗料となるので、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料のどれをベースとしてもラジカル塗料としての性能はきちんと発揮されます。
製品として見られるのはラジカル制御型シリコン塗料が多いです。
〇ラジカル塗料のメリット
ラジカル塗料のメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
1つ目は「コストパフォーマンスに優れる」という点です。
ラジカル塗料はラジカルによる塗膜の劣化を防止することができるので、塗料の中でも長寿命です。
ラジカル制御型シリコン塗料の場合、その期待耐用年数は約12～16年とされており、従来のシリコン塗料（約10～15年）よりも長持ちします。
さらに、ラジカル塗料による工事費用の相場も外壁1㎡あたり約2200～4000円であることから、シリコン塗料とさほど変わらない金額で施工することができます。
このコストパフォーマンスの高さにより、近年人気が高まりつつある塗料となっています。
2つ目は「チョーキングの発生を未然に防げる」という点です。
チョーキングとは、外壁に触れた際に外壁と同じ色の粉が付着する現象のことで、ラジカルの発生によって樹脂の結合が切断されてしまった場合に起こります。
チョーキングが発生した塗膜は防水性能が低下してしまっているため、その状態で放置することで外壁内部の雨漏りや腐食、ひび割れやカビ・コケなどの様々な症状が発生する可能性があります。
しかし、ラジカル塗料であればラジカルによる樹脂の劣化を未然に防ぐことができるので、チョーキングが起こることはありません。
3つ目は「汚れが付着しにくい」という点です。
ラジカル塗料は優れた低汚染性を持っていることが多いため、汚れやカビ・コケの付着を防ぐことができます。
さらに、親水性の高い塗膜の形成により、雨が降る度に外壁の洗浄が自動的に行われる「セルフクリーニング効果」が発揮されるようになります。
〇ラジカル塗料のデメリット
反対にラジカル塗料のデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
1つ目は「実績が不十分である」という点です。
ラジカル塗料は販売開始（2012年）からまだ10年ほどしか経過していないため、「期待耐用年数が約12～16年」というのはあくまで塗料メーカーの予測となります。
その点を不安に感じる場合は、シリコン塗料やフッ素塗料での塗装工事をおすすめいたします。
2つ目は「カラーバリエーションが限られている」という点です。
ラジカル塗料には必ず酸化チタンが配合されているので、どうしても白が混ざった色に限られてしまいます。そのため、「原色に近い色で塗装したい」という場合、ラジカル塗料だと希望通りの色にできない可能性が高いです。
とはいえ、白が混ざっていない（＝酸化チタンが配合されていない）塗料であればそもそもラジカルが発生することはないので、そのような場合はラジカル塗料にこだわる必要はないと言えます。
以上、ラジカル塗料のメリット・デメリットについて解説させていただきました。
ラジカル塗料は塗膜を劣化させてしまうラジカルを無害化させ、塗膜を長持ちさせることができる画期的な塗料です。
しかし、まだまだ新しい技術なので「実績が不足している」といったデメリットも存在します。
ラジカル塗料での塗装工事を検討されている方は、このメリット・デメリットをしっかりと把握するようにしましょう！(*^^*)
ガイソー町田店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー町田店へご相談ください！
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◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
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